覚醒剤に似た効果のあるエフェドリン。
そんなエフェドリンを主成分として含むのが「麻黄」です。
浅田飴や漢方薬(葛根湯など)に入っていますね。
今回はそんな麻黄に含まれるエフェドリンと覚醒剤のお話です。
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麻黄に含まれるエフェドリンとは?
スポーツ選手が風邪薬を飲んでいてドーピング検査に陽性が出ることがありますが、あれはほとんどが麻黄のせいです。
麻黄に含まれる「エフェドリン」という成分があるのですが、それに反応します。
なぜ反応するかというと、覚醒剤である”メタンフェタミン”と塩基配列がほぼそっくりなんですね。
塩基配列が似ているので、摂取すると当然似たような働きがあります。
ちなみにメタンフェタミンは日本で作られたんですよ。
知っている方も多いと思いますが、メタンフェタミンは白い結晶で水に溶けやすく、中枢神経に作用します。
起きる効能(症状)は幻覚や妄想過大、眠気覚ましや精神の興奮など。
そんなメタンフェタミンに似たエフェドリンが漢方などに含まれるのは少量ですが、大量に摂取すると同じような効果が得られたりします。
エフェドリンを抽出する方法
まず結論から言うと、漢方薬や浅田飴からエフェドリンを抽出するのは難しいです。
そもそも少量しか含まれていないため、やれたとしても効率が悪いんです。
ただし、麻黄という植物自体から抽出することはできます。(専門機関でなければ違法)
麻黄自体の栽培は制限がないため、自身で育てて抽出し覚醒剤のように使う裏社会の人間はいます。
ほぼ覚醒剤ですからね。
せっかくのアングラブログなので、ここに表には出てこないエフェドリンの抽出方法を簡単に記しておきます。
実際にやると違法ですので、豆知識としてどうぞ。
① 材料を用意する
植物である麻黄を用意します。
まずはドライフラワーを作る要領で麻黄を乾燥させ、葉を落とし茎と枝を分けます。
麻黄の茎と枝の部分にエフェドリンが含まれています(麻黄科の植物ならだいたい含まれてます)。
特に含有量が多いのは根の部分ですね。
②溶媒を用意する
次に溶媒を用意します。
毒性が低く香水などの溶媒にも使われるエタノールがおすすめ。
極性溶媒であれば基本的には大丈夫です。
③麻黄を粉砕する
麻黄をできるだけ細かく粉砕していきます。
乾燥した麻黄を粉末状にすることで、抽出効率が向上します。
④溶媒を用いた浸出
麻黄粉末を適量のエタノールまたは極性溶媒に浸し、一定時間(20~24時間)放置します。
これにより、エフェドリンが溶媒中に溶解します。
温度を通常45〜60℃に保つことで抽出効率がさらに向上します。
⑤ 濾過
溶媒中の固形物を濾過して取り除きます。
濾過後の抽出液にはエフェドリンが大量に含まれています。
⑥pH調整とエフェドリンの塩析
純度の高い粉状にするため、抽出液のpH調整のために塩酸などの酸を加えていきます。
最初は中性(7)に近いので徐々に塩酸を加え、pHメーターで計測しながら2~3を目指します。
最後に溶液を濾過(または遠心分離)し、沈殿物を回収してください。
PHが高すぎるとエフェドリンの析出量に影響が出ます。
⑦乾燥および純化
濾過されたエフェドリン塩を乾燥させます。
立派な覚醒剤エフェドリン剤の出来上がりですね。
さらに純化したい場合は再結晶化してください。
注意点
日本では、エフェドリンは麻薬原料として法令で厳格に規制されています。
その製造や抽出は医療目的であっても厚生労働省の許可が必要です。
まぁ、裏社会の人間はそんな色々な方法を使って覚醒剤や毒薬を作っているんです。
一度覚えれば、似た要領で植物から毒を抽出もできますから。
殺人事件の3割が未解決と言われますが、毒や精神麻薬を使った事件に絞れば、7割以上が未解決なんじゃないかな。
エフェドリンを事件に使うのは聞いたことないですが、恋人にエフェドリンを使ったプレイを勧めて死んじゃったなんて話は聞いたことあります。
まとめ
漢方薬などに含まれる麻黄とエフェドリンについて、簡単な記事にしてみました。
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