こんにちは。情報屋の柩(@hitugi_yakai)です。
今回はエアコンの取り外しから回収までを専門で行う業者の実態をまとめました。
儲からないと言われる不用品回収業界ですが、裏でぼろ儲けする人がいる現状を暴露します。
エアコン回収屋が、実はぼろ儲けな仕事である理由
市の許可業者に頼むと8千円~1万2千円の回収処分費がかかるエアコンと室外機。
電気屋に頼んでも、平均7千円はかかると思います。
でも、探すと中には異常なくらい格安で回収する業者が存在します。壊れていても古くてもです。
無料の業者すらあります。なぜだと思いますか?
実は裏ルートで売れるんです。しかも結構高額で。
室外機とセットで一機6000円~8000円程度。たびたび騒音などで問題になる外国人運営のスクラップヤードに持っていくだけ。
取り外しから積み込みまで、作業時間は慣れた方なら一機30分あれば終わります。
素人でも動画を見ながらやれば1時間足らずでできる難易度。
※No Name様のチャンネルより引用
この記事を見てやる人はまずいないだろうと思いますが、念のため。
あとは、ヤードへの配送で30分かかったとしても、30分で終われば1時間で6千円超えの利益。
回収費を格安の4千円に設定していても、時給換算で1万円になります。
私の知り合いは一日平均6機回収するそうですが、一日で6万円になりますよね。
普通に月20日働けば120万円、交通費を除いても100万円以上行けるわけです。
作業工程は覚えるのは難しくない(素人の私でもできるレベル)ので、誰でもできて年収も1000万超え。
格安なので集客もチラシや広告を打てば容易と言っていました。マンションの大家何人かと提携できれば、ドル箱だとか。
まあ、上の試算は上手く集客できればの話ですが、少なくともスキルなしの素人が50万以上狙える美味しい商売であることに変わりはないでしょう。
ただ、ものすごくグレーゾーンな仕事でもあります。
格安エアコン回収屋の闇
一般的に家庭の廃棄物回収には”一般廃棄物収集運搬”の資格が必要です。(利権がらみで通常取れない資格)
※業務用エアコンの場合は産業廃棄物収集運搬
ですが大半の不用品回収事業者はそれを持っていません。
古物商を使い、商品を有価物(まだ価値あるもの)として引き上げ、”処分ではなく販売している”からという形にして誤魔化しているんです。
エアコンも同じく有価物として引き上げ、スクラップヤードを通し海外に販売するんだから問題ない!というのがグレーゾーンで回収する彼らの言い分。
ただ、家電リサイクル法は有価物の基準を総合判断でかなり曖昧に定めているため、必ずしも有価物とは限らない。
年式の古いものも変わりなく海外へは売れますが、有価物扱いかはかなり怪しいでしょう。
しかも、中に入っているフロンガスをポンプダウンの手順を省いて取り外すことで、外へ放出させる業者も多いんです。
要は繋いでいるコードを工具でぶった切って外し、持っていくだけ。これだと速攻で終わります。
工具でコードを切った際、ガスが出るそうですがお構いなし。フロン排出抑制法違反。
違反した場合は”1年以下の懲役または50万円以下の罰金”。罰が軽すぎるので無視する人が多いのかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
エアコン回収業者の闇を紹介しました。
世の中には闇バイトや詐欺は勿論、グレーゾーンをくぐり稼ぐビジネスが多数紹介します。
それらの業界の人に話を聞くとみんな言うのが「グレーゾーンだから稼げる」。
みんなが赤信号で止まっている中、走れば勝てるでしょ?という理論。
分からなくもないですが、これを読んでいる皆さんは、くれぐれも怪しいビジネスで捕まることのないよう気を付けてくださいね。